講演・口頭発表等

国際会議

金属水酸化物ナノ粒子によるウラニルイオンの触媒還元

The International Joint Meeting of the Polarographic Society of Japan (PSJ) and National Taiwan University (NTU); The 65th Annual Meeting of PSJ
  • 北辻 章浩
  • ,
  • 大内 和希
  • ,
  • 蓬田 匠
  • ,
  • 音部 治幹

開催年月日
2019年11月
記述言語
英語
会議種別
国・地域
台湾

U, Np, Pu等のアクチノイドイオンの低酸性度溶液中での挙動解明を目的に、アクチノイドイオンの化学状態変化を伴う電極反応を調べてきた。今回、ウランの自触媒還元の反応機構を明らかにするため、種々の金属水酸化物の触媒効果を調べた。4価Zr水酸化物が共存する溶液中で、6価ウランをバルク電解還元すると、還元電流の増加が観測され、ウランが速やかに4価まで還元されることが分かった。これはZr(IV)水酸化物が触媒的に作業していることを示している。Zr(IV)は酸化還元不活性であり電子授受には関与しないため、水酸化物としての性質が触媒的に作用していると考えられる。生成したウラン微粒子の化学状態分析の結果も合わせて報告する。

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URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5067072