サービス業における製造物（サービスや料理等）は、製造・消費プロセスに関わる人（顧客、製造側双方）や環境に大きく影響を受け、時間と共にその価値が変化していく製造物特質を有しているにもかかわらず、これらの価値の時間変化とそのサービスとの関わりを議論することはほとんどなされていない。このため、サービス業の中から、最終消費者と接する時間が長く製品価値の時間変化が大きい外食産業を“製品とサービスを同時にマネジメントする場”、レストランを“複数の顧客の価値創造をプログラムマネジメントする場”として位置づけ、製品を活かすためのサービス・フレームワークに関して研究を行なうと共にその成果を基にサービス設計並びに管理手法の開発を図っている。