書籍等出版物

2010年5月25日

糖尿病学2010

  • 佐藤恭子
  • ,
  • 林朝茂

担当区分
共著
出版者・発行元
診断と治療社
総ページ数
147
担当ページ
100-104
記述言語
日本語
著書種別
学術書

日本人により行われた世界をリードする研究を中心に基礎研究として12本の論文、展開研究として8本の論文が選ばれ、研究者自身によって解説することに主眼をおいている。しのぼう細胞の炎症とインスリン抵抗性に関する研究やβ細胞に関連する研究、糖尿病疾患感受性遺伝子について、HbA1cの国際標準化について、ボグリボースを用いて糖尿病発症予防の結果の報告、1型糖尿病に関する研究などその年の糖尿病学の進歩を刻んだ著書である。
A4版全147頁
編:岡芳知、谷澤幸生
共著者:田端光久、門松毅、尾池雄一、西村智、長崎実佳、薄井勲、藤坂志帆、戸邉一之、佐藤恭子、林朝茂 他38名

本人担当部分:「空腹時血糖値とHbA1c値による糖尿病の発症の予測-The Kansai Healthcare Studyから-」p.100-104を共著
The Kansai Healthcare Studyにおいて1)HbA1c値が空腹時血糖値と独立して2型糖尿病発症の危険因子かどうか、2)空腹時血糖値とHbA1c値を同時に測定することが2型糖尿病の発症の予測に有用かどうかを前向きコホート研究にて検討した。 HbA1c値は空腹時血糖値と独立して2型糖尿病発症の危険因子であり、2型糖尿病の発症を予測するためには空腹時血糖値あるいはHbA1c値単独よりも、空腹時血糖値とHbA1c値の両者を同時に測定することは有用であるという知見が得られた。
共著者:佐藤恭子、林朝茂