2019年11月6日
血圧コンポーネント、γ-GTP、飲酒が慢性腎臓病と蛋白尿発症に与える影響
第13回大阪疫学ネットワーク
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- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 開催地
- 大阪国際がんセンター
職域のコホート研究、関西ヘルスケアスタディにおいて蛋白尿および慢性腎臓病発症に関与する因子を検討した。SBP、PP、MAPが高いほど、持続蛋白尿の発症リスクが高くなったが、DBPと持続蛋白尿発症の関係はU字カーブだった。各血圧コンポーネントのうち、SBPとDBPは持続蛋白尿発症の最も有用な予測因子だった。γ-GTPの上昇は将来の持続蛋白尿発症と関係を認めたが、腎機能低下とは関係しなかった。γ-GTPと飲酒量の組み合わせにおける蛋白尿発症との関係については、非飲酒者でγ-GTPが高値の組み合わせが最も蛋白尿の発症リスクが高かった。