2017年4月 - 2021年3月
アプリケーション基盤としてのコンテンツ指向ネットワーキングの研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 17H01740
- 体系的課題番号
- JP17H01740
- 担当区分
- 研究分担者
- 配分額
-
- (総額)
- 18,460,000円
- (直接経費)
- 14,200,000円
- (間接経費)
- 4,260,000円
本研究では、全世界レベルで展開されているコンテンツ指向ネットワーキングの研究開発をさらに一歩実用化に近づける全く新しいアプローチとして、コンテンツ指向ネットワーク(NW)制御技術がどのようにアプリケーションと連携し、ユーザに対しアプリケーションレベルでの性能向上を提供できるかという重要な技術課題を扱う。具体的には、アプリケーションにおける時間次元での制御と、ネットワーク内の空間次元での面的制御を、エンド側ならびにNW内で連携させることで、ユーザに対しアプリケーションレベルでの性能改善を実現する新世代NW制御技術を開発する。
これまで、a) アプリケーション連携型キャッシュ、b)アプリケーション連携型輻輳制御、c) エンド側アプリケーションにおける適応レート制御、ならびにd) CON評価ツールの開発、の4つの観点で研究を進めている。今年度は、a)に対して、キャッシュへのリクエストルーチングとしてNW内誘導を用いた際の効果、ならびにコンテンツ人気度のLocalityへの対応効果を評価した。また、アプリケーション特性としてのコンテンツ人気度の時間変化を深く考察したうえで、この特徴を利用した新しいキャッシュ判断法を提案した。b)に対しては、エンド側のMPEG DASHでの動画ビットレート適応制御と輻輳制御との相互影響について評価を行った。c)に対しては、ユーザ体感品質(QoE)を考慮したうえでキャッシュと連携する適応レートの開発を行った。また、新しい動画配信アプリケーションとして360度動画を扱い、これに適したキャッシュと連携する適応レートの開発を行った。d)については、これまで開発したCON評価ツールに、新しい提案方式を追加し改良を行った。
これまで、a) アプリケーション連携型キャッシュ、b)アプリケーション連携型輻輳制御、c) エンド側アプリケーションにおける適応レート制御、ならびにd) CON評価ツールの開発、の4つの観点で研究を進めている。今年度は、a)に対して、キャッシュへのリクエストルーチングとしてNW内誘導を用いた際の効果、ならびにコンテンツ人気度のLocalityへの対応効果を評価した。また、アプリケーション特性としてのコンテンツ人気度の時間変化を深く考察したうえで、この特徴を利用した新しいキャッシュ判断法を提案した。b)に対しては、エンド側のMPEG DASHでの動画ビットレート適応制御と輻輳制御との相互影響について評価を行った。c)に対しては、ユーザ体感品質(QoE)を考慮したうえでキャッシュと連携する適応レートの開発を行った。また、新しい動画配信アプリケーションとして360度動画を扱い、これに適したキャッシュと連携する適応レートの開発を行った。d)については、これまで開発したCON評価ツールに、新しい提案方式を追加し改良を行った。
- ID情報
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- 課題番号 : 17H01740
- 体系的課題番号 : JP17H01740