2020年9月
【解剖と病態生理から迫る呼吸器画像診断】(第II章)サブマクロ解剖と病変の画像 知っておきたい肺サブマクロ解剖の基本
画像診断
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- 巻
- 40
- 号
- 11
- 開始ページ
- A102
- 終了ページ
- A114
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (株)学研メディカル秀潤社
<文献概要>・気管支分岐は主軸枝の同大二分岐が基本であるが,肺門から末梢に至るすべての領域で,主軸枝の間を埋めるように主軸枝から側枝(娘枝)が分岐する.主軸枝の間は側枝(娘枝)により肺胞が支配される.・画像診断を理解するための解剖学的最小構成単位は二次小葉であり,その集合が亜区域から区域,肺葉となり肺全体を構成する.・肺内では,末梢構造の二次小葉に至るまで気管支と肺動脈が伴走し,ガス交換後の血液は肺静脈に還流する.・高精細CTでは二次小葉の中心部分レベルまでが描出されるが,病変が生じた場合はさらなる微細構造が顕在化する.・二次小葉レベルの細気管支や血管などの既存構造を把握することは,病変の成り立ちなどとの関連性を理解するために重要である.
- ID情報
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- ISSN : 0285-0524
- eISSN : 2432-1281
- 医中誌Web ID : 2020362862