共同研究・競争的資金等の研究課題

2020年4月 - 2024年3月

ユニバーサル化時代における学士課程教育の質保証のあり方に関する総合的研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
20K02940
体系的課題番号
JP20K02940
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
4,290,000円
(直接経費)
3,300,000円
(間接経費)
990,000円

本研究は、ユニバーサル化時代の象徴ともいえる入試難易度の低い大学、特に「ボーダーフリー大学」における学士課程教育の質保証のあり方というテーマ に、「大学」の主要な社会的機能である「研究」に焦点を当てることでアプローチするものである。すなわち、これまでの研究では十分に検討の及ばなかった、「ボーダーフリー大学における「研究」は教育の質保証にどのような影響を与えるのか」という問いこそが、本研究課題の核心をなす学術的「問い」である。具体的には、ボーダーフリー大学において「研究」がどのように捉えられており、それが教育の質保証にどのような影響を与えるのかを、組織、教員、学生という 3つの視角から多角的に明らかにする。
令和3年度に中心的に取り組んだのは、公募情報等を用いた分析である。具体的には、JREC-IN Portalに2020年度に掲載されていた公募情報のうち、「機関種別」で「国立大学」、「公立大学」、「私立大学」に加え、「短期大学」、「専門職大学」、「専門職短期大学」、「高等専門学校」、「専門学校(専修学校専門課程)」という条件で、また「職種」で「教授相当」、「准教授・常勤専任講師相当」という条件で検索をかけてヒットした公募情報を用いて、基礎的分析を行った。分析の結果、博士の学位を有することを条件とする公募は、非大学型高等教育機関に比べ大学の方が多く、人文社会系や医歯薬学系に比べ自然科学系の方が圧倒的に多く、講師に比べ教授や准教授の方が多いことなどが確認された。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20K02940
ID情報
  • 課題番号 : 20K02940
  • 体系的課題番号 : JP20K02940

この研究課題の成果一覧

論文

  7

講演・口頭発表等

  3