2013年 - 2015年
ネコ肥満の早期遺伝子診断法の開発
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(C)) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 25450456
- 体系的課題番号
- JP25450456
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 5,200,000円
- (直接経費)
- 4,000,000円
- (間接経費)
- 1,200,000円
- 資金種別
- 競争的資金
GPR120はリガンドが不明なGタンパク質共役型受容体であったが、近年、ω-3遊離脂肪酸(DHAやEPA)に代表される遊離脂肪酸の特異的な受容体であることが明らかとなり、SNPがヒトの肥満に関与することが知られている。ネコはヒトの肥満および2型糖尿病のモデル動物として期待されていることから、申請者は遊離脂肪酸受容体(GPR120/O3FAR1)の遺伝子クローニングを行った。ネコGPR120発現ベクターを作成、HEK293に一過性でネコGPR120を発現させることに成功した。同細胞株に対し、各種遊離脂肪酸に対する細胞内カルシウムやcAMP濃度上昇をモニターし、親和性測定行っているが非常に反応が小さく、その他因子のモニター法を含めて検討している。この他、ネコGPR120を含む新規肥満候補遺伝子SNPの探索を行っている。長大なゲノムから疾病に関連するSNPを探索するためには大規模なゲノムシーケンス等を行う必要があるが、申請者は迅速かつ簡便にSNPをスクリーニングするためにRFLP法を改良したサーベイヤー法を用いて検出を行っている.正確なSNP部位はシークエンス解析を行う必要があるが、迅速・低コストでSNPの有無が判明する.ネコGPR120は長大なゲノム構造を有することがcDNAクローニングの結果とネコゲノムデータベースを用いた解析により明らかとなっている。現在、特にGPR120のエクソン部位を中心として肥満ネコ(>50頭)と正常ネコ(>50頭)群間で有意なSNPの検出に努めている。有意なSNPを検出できた場合、そのPCR断片を各個体精製、BigDye Terminator v3.1にて反応および精製、ABI PRISM 3100-Avant Genetic Analyzerにてシークエンス解析を行い、SNPを特定する予定である。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 25450456
- 体系的課題番号 : JP25450456