その他

2015年6月 - 2015年6月

原子力施設における地質構造等に係る調査・研究(丹後地域における物理探査手法を用いた断層構造調査等)


原子力施設周辺の断層の活動性については、原子炉施設の地盤や耐震安全性評価の基礎となる基準地震動の策定に大きく影響することから、その評価に当たっては、科学的な根拠に基づき活動年代を特定することが重要である。現在の安全審査における主な断層の活動性判定手法である上載地層法では、断層の活動時期の特定が困難な場合もあることから、上載地層法以外の方法による断層等の活動性判定手法の調査・研究を行う必要がある。上載地層法以外の方法による活動性評価手法としては、断層周辺の地質構造を三次元で解析し活動性を評価する手法や断層内物質試料を用いた分析による評価手法などがあり、これら評価手法に関する適用条件・課題等を整理し、総合的な評価手法の確立を目指すものである。