2016年4月 - 2018年3月
CRISPR/Cas9を用いたゲノム編集による新しい歯周組織再生分子標的薬の探索
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
CRISPR/Cas9を用いて歯周組織構成細胞のゲノムを編集することにより、歯周組織再生機構に重要な役割を担う遺伝子の同定・単離を試みた。まず、歯根膜機能に様々な役割を担っている遺伝子(PLAP-1、Decorin、Biglycan)を機能欠失させるsgRNA-CRISPR/Cas9発現プラスミドを構築した。歯根膜細胞株(MPDL22)を用いた遺伝子導入実験の結果、各遺伝子特異的sgRNA-CRISPR/Cas9発現プラスミドの導入効率が低いことが明らかとなった。そこで、複数のゲノム領域編集を容易にするため、現在、PLAP-1遺伝子ノックアウトマウスからの歯根膜細胞株樹立を行っている。
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- 課題番号 : 16K15846
- 体系的課題番号 : JP16K15846