2016年4月 - 2020年3月
Wnt・象牙質基質蛋白を軸としたセメント質形成制御理論の確立と歯周再生法への展開
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
本研究は歯根と歯ぐきを強固に付着させる重要な役割をもつセメント質に対して、その形成に有効に作用する物質を見出すことを目的としている。本研究では歯根を構成する象牙質に含まれている象牙質シアロタンパクにセメント質形成を誘導する作用があることを検証した。遺伝子組み換え技術を用いて遺伝子組み換え型象牙質シアロタンパクを合成したところ、同タンパクにはセメント芽細胞の分化を調節する作用があることを確認した。これらの成果は歯周組織再生理論の進展につながるものである。
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- 課題番号 : 16H05553
- 体系的課題番号 : JP16H05553