論文

2018年5月

脳循環遅延および術後過灌流におけるMRI ASL(arterial spin labeling)所見 15O-PETと比較したモヤモヤ病の2例

脳卒中
  • 板垣 寛
  • ,
  • 小久保 安昭
  • ,
  • 笹生 香菜子
  • ,
  • 佐藤 慎治
  • ,
  • 山田 裕樹
  • ,
  • 佐藤 慎哉
  • ,
  • 園田 順彦

40
3
開始ページ
190
終了ページ
194
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
出版者・発行元
(一社)日本脳卒中学会

近年、非侵襲的撮像法として注目されているarterial spin labeling(ASL)-cerebral blood flow(CBF)と15O-PET CBFを比較し、脳循環遅延および術後過灌流を呈したモヤモヤ病2症例に関してその特徴を報告する。症例1は脳循環遅延例であるが、arterial transit time(ATT)の延直を反映し、short post labeling delay(PLD)の撮影では血流低下が過大評価され、long PLDの方がより15O-PET CBFに近似した画像が得られた。症例2は術後過灌流例であるが、ATTが短縮するためshort PLDの方がより15O-PET CBFに近似した結果となった。したがって、ASLは非侵襲的かつ簡便に施行できる脳循環検査である一方で、ATTの差異により得られる画像が変化するため、その特徴を把握したうえで、画像の評価および結果の判断を行う必要がある。(著者抄録)

エクスポート
BibTeX RIS