基本情報

所属
秋田公立美術大学 大学院複合芸術研究科 准教授
(兼任)美術学部アーツ&ルーツ専攻 准教授
学位
博士(学術)(2012年7月 早稲田大学)

連絡先
karasawaakibi.ac.jp
研究者番号
90609017
J-GLOBAL ID
201101010851326539
researchmap会員ID
6000028964

外部リンク

1978年、兵庫県神戸市生まれ。2002年3月、慶応義塾大学文学部卒業。2012年7月、早稲田大学大学院社会科学研究科 博士後期課程修了(博士〔学術〕)。第1回南方熊楠研究奨励事業助成研究者。日本学術振興会特別研究員(DC-2〔哲学・倫理学〕)、早稲田大学社会科学総合学術院 助手、助教などを経て、現在、秋田公立美術大学美術学部アーツ&ルーツ専攻ならびに大学院複合芸術研究科准教授。専門は、哲学、文化人類学、南方熊楠研究。『南方熊楠の見た夢─パサージュに立つ者 ─』 (勉誠出版 2014年) で第13回湯浅泰雄著作賞受賞(2019年)。

南方熊楠の粘菌(変形菌)に関する言説を軸に、華厳思想やハイデガーの存在論などを交えながら、生命そのもの(zoé)を思考する「粘菌哲学」を構想中。人間と他種との密接な関わりを思索しながら、個と個、個と全体との在り方を探求している。

近年は、野生種の粘菌の生態・動態・形態を顕微鏡で観察し、動画撮影・編集なども実施。そこに現れる独特かつ生命体としての基幹的リズムや原形的「知性」に関して哲学的に考察を進めている。


主要な受賞

  5

主要な書籍等出版物

  10

論文

  43

講演・口頭発表等

  104

主要なMISC

  57

主要なWorks(作品等)

  17

主要な共同研究・競争的資金等の研究課題

  12

主要な担当経験のある科目(授業)

  20

社会貢献活動

  8

その他

  3
  • 2020年5月 - 現在
    粘菌の生態、動態の調査研究。野外採集観察会の実施。国内外の粘菌とアートの接続事例の調査。粘菌をモチーフとした作品の制作。
  • 2005年4月 - 現在
    1, 夢や粘菌の生態など〈中間〉領域の考察。 2, 南方熊楠による「やりあて」(熊楠の造語。発見、発明、的中)のプロセスの研究。 3, 華厳思想の現代的意義の探求。
  • 2019年5月 - 2021年3月
    企画運営=NPO法人アーツセンターあきた 主催=秋田公立美術大学・「ARTS & ROUTES -あわいをたどる旅-」実行委員会(仮称) フィールドワークとリサーチを手掛かりに、様々な領域のあわいから生まれる「旅と表現」の現在を探求するプロジェクト。