2021年4月 - 2023年3月
3D共培養における臍帯由来細胞の傷害ニューロン・ミクログリアへの遊走と被覆保護
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
本研究ではマウスのニューロン及びミクログリア初代培養傷害モデルを用いてUC-MSCの単層内あるいはゲル内3次元培養における遊走・被覆保護による神経保護効果の有無を検討した。まずLentivirus vectorを用いて数ロットのUC-MSCへGFP遺伝子を導入し、GFP導入MSCを2ロット作成した。次にマウス由来のニューロンとミクログリアをMACSにより磁気分離した後、単層あるいはハイドロゲル内で培養した。生細胞タイムラプスイメージング装置を使用し、ニューロン、ミクログリアの生細胞タイムラプスを撮像した。平面培養では撮像可能であったが、3次元培養では撮像条件の最適化が必要であった。
傷害方法として脳梗塞(低酸素虚血)を再現するためoxygen-glucose deprivation(OGD)による傷害モデルを作成し、ニューロン、ミクログリアのOGDを行った。ニューロンは4時間のOGDで傷害を来たすモデルとして確立したがミクログリアのOGD時間にはばらつきがみられた。次年度においてGFP導入MSCとOGDモデルの共培養を行い、タイムラプスイメージング撮像によるMSC動線追跡と、傷害ニューロン、ミクログリアの定量化を行う。
傷害方法として脳梗塞(低酸素虚血)を再現するためoxygen-glucose deprivation(OGD)による傷害モデルを作成し、ニューロン、ミクログリアのOGDを行った。ニューロンは4時間のOGDで傷害を来たすモデルとして確立したがミクログリアのOGD時間にはばらつきがみられた。次年度においてGFP導入MSCとOGDモデルの共培養を行い、タイムラプスイメージング撮像によるMSC動線追跡と、傷害ニューロン、ミクログリアの定量化を行う。
- ID情報
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- 課題番号 : 21K15618
- 体系的課題番号 : JP21K15618