共同研究・競争的資金等の研究課題

2021年4月 - 2023年3月

3D共培養における臍帯由来細胞の傷害ニューロン・ミクログリアへの遊走と被覆保護

日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究  若手研究

課題番号
21K15618
体系的課題番号
JP21K15618
配分額
(総額)
4,680,000円
(直接経費)
3,600,000円
(間接経費)
1,080,000円

本研究ではマウスのニューロン及びミクログリア初代培養傷害モデルを用いてUC-MSCの単層内あるいはゲル内3次元培養における遊走・被覆保護による神経保護効果の有無を検討した。まずLentivirus vectorを用いて数ロットのUC-MSCへGFP遺伝子を導入し、GFP導入MSCを2ロット作成した。次にマウス由来のニューロンとミクログリアをMACSにより磁気分離した後、単層あるいはハイドロゲル内で培養した。生細胞タイムラプスイメージング装置を使用し、ニューロン、ミクログリアの生細胞タイムラプスを撮像した。平面培養では撮像可能であったが、3次元培養では撮像条件の最適化が必要であった。
傷害方法として脳梗塞(低酸素虚血)を再現するためoxygen-glucose deprivation(OGD)による傷害モデルを作成し、ニューロン、ミクログリアのOGDを行った。ニューロンは4時間のOGDで傷害を来たすモデルとして確立したがミクログリアのOGD時間にはばらつきがみられた。次年度においてGFP導入MSCとOGDモデルの共培養を行い、タイムラプスイメージング撮像によるMSC動線追跡と、傷害ニューロン、ミクログリアの定量化を行う。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21K15618
ID情報
  • 課題番号 : 21K15618
  • 体系的課題番号 : JP21K15618