論文

査読有り
2013年3月

中学生のダンス・イメージ、ダンスに対する態度、ダンス授業の評価 : 質問紙調査を基に

お茶の水女子大学人文科学研究
  • 猪崎 弥生
  • ,
  • 酒向 治子
  • ,
  • 永田 麻里子
  • ,
  • 田中 俊之
  • ,
  • 米谷 淳

9
開始ページ
15
終了ページ
24
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
お茶の水女子大学

中学校で体育教師がダンスをどのように教えるべきか。平成20年にダンスが中学校体育で男女必修となり,この問題の重要性が以前より増している。本研究は男女共習ダンスの授業に関する研究の手始めとして,中学生のダンス・イメージ,ダンスに対する態度,ダンス授業の評価について質問紙調査を基に検討した。男女共習ダンスを行っている中学校で,1年から3年までの生徒447人(男子201人,女子246人)に,ダンスは男らしいか女らしいか,ダンスをすること,ダンスを見ることが好きか嫌いか,ダンス授業は楽しかったかなどについて評定してもらった。データを分析したところ,男女ともダンスは男らしいとも女らしいとも思っていない一方,ダンスをするのも見るのも女子がどちらかと言えばポジティブなのに対して男子がどちらかと言えばネガティブであることがわかった。また,ダンス授業は男女ともポジティブに評価されたが,性差が有意であった。すなわち,ダンス授業を「楽しい」と答えた生徒の割合は男女とも他項目より高かったが女子は男子の約2倍あった。さらに,男子はダンス・イメージとダンスへの態度の間に有意な負の相関があることがわかった。本研究から,中学生のダンス・イメージが男女とも中立化し,ますますジェンダー・フリーになっている一方で,ダンスに対する態度,ダンス授業への反応,ダンス・イメージとダンスに対する態度との関係には依然として性差があることが示唆された。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/120005425806
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12013570
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/028098159
URL
http://hdl.handle.net/10083/54870

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