Apr, 2019 - Mar, 2022
うがい液試料の統合的マルチオミクス解析に基づく口腔癌プレシジョン治療の実現
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
- Grant number
- 19K10362
- Japan Grant Number (JGN)
- JP19K10362
- Grant amount
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- (Total)
- 4,290,000 Japanese Yen
- (Direct funding)
- 3,300,000 Japanese Yen
- (Indirect funding)
- 990,000 Japanese Yen
近年がん治療において「プレシジョン治療」の概念が急速に普及してい る。その中核は、常に変化する腫瘍の性状をリアルタイムに把握する「体液を用いたリキッドバイオプシー (液体生検)」である。口腔癌においても液体生検による最適化治療の確立は急務であるが、有用なマーカーは見出されておらず、その基盤となる統合的遺伝情報 データベースも存在しない。そこで本研究では、口腔癌症例および健常者から非侵襲的に採取したうがい液検体を用いてゲノム・エピゲノム・マイクロRNAなどの統合的マルチオミクス解析を行い、まず口腔癌および正常粘膜の統合的遺伝情報データベースを構築したのち、遺伝情報に基づいた口腔癌の個別プレシジョン治療を実現することを目的とする。
本年度までにコントロール群である健常者約1000名のうがい液検体より癌抑制遺伝子のエピゲノム(DNAメチル化)およびゲノム(コピー数)の解析を終了した。今後も口腔癌や前癌病変の疾患群からうがい液をを継続的に収集しデータを蓄積したうえで統計学的に検討していく予定である。
本年度までにコントロール群である健常者約1000名のうがい液検体より癌抑制遺伝子のエピゲノム(DNAメチル化)およびゲノム(コピー数)の解析を終了した。今後も口腔癌や前癌病変の疾患群からうがい液をを継続的に収集しデータを蓄積したうえで統計学的に検討していく予定である。
- Link information
- ID information
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- Grant number : 19K10362
- Japan Grant Number (JGN) : JP19K10362