2019年3月15日
高年初産婦の産後4か月における子育て生活体験
日本母性看護学会誌
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- 巻
- 19
- 号
- 1
- 開始ページ
- 23‐30
- 終了ページ
- 30
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- (一社)日本母性看護学会
本研究は、高年初産婦の産後4ヵ月における初めての子育て生活体験を記述することを目的とした。高年初産婦21名の産後4ヵ月時の半構成的面接によるデータを質的帰納的に分析し、12のテーマが導かれた。高年初産の母親は、産後4ヵ月には身体がほぼ回復したと感じ、生後4ヵ月で順調に成長発達しているわが子との絆を形成し、母親としての喜びや楽しみを感じ、子育てと産後の生活へと適応しつつあった。一方で、高年初産であるがゆえに、産後の健康問題や疲労感が続き、体力の限界を意識し無理をしない子育てや、自分なりの健康管理をしている者もいた。また、わが子の健康状態に敏感であり納得するまで専門家を探し情報を得たり、自分なりに多様なサポートを活用したりしていた。以上より、産後4ヵ月の高年初産の母親は、産後の健康問題、体力維持や子どもの健康状態への専門家による個別相談が必要であることが示唆された。(著者抄録)
- リンク情報
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- J-GLOBAL
- https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201902282074678191
- 共同研究・競争的資金等の研究課題
- 「日本の高年初産婦に特化した子育て支援ガイドラインの開発」
- ID情報
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- ISSN : 1345-773X
- eISSN : 2434-6187
- 医中誌Web ID : 2019305123
- J-Global ID : 201902282074678191