共同研究・競争的資金等の研究課題

2013年 - 2015年

脳科学から見た箱庭療法:近赤外分光法(NIRS)によりその治療的機序を探る

文部科学省  科学研究費補助金(基盤研究(C))  基盤研究(C)

課題番号
25380953
体系的課題番号
JP25380953
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
4,810,000円
(直接経費)
3,700,000円
(間接経費)
1,110,000円
資金種別
競争的資金

箱庭療法における制作プロセスやセラピストークライエントの関係性について、NIRS (近赤外分光法)を用いて検討した結果、(1)箱庭制作者の制作のプロセスでは、前頭葉ー側頭葉ネットワークが活動した。(2)制作者の脳活動と、箱庭制作を見守っているセラピストの脳活動の間に、一部で同期(パターンの一致)が認められた。臨床事例でも、箱庭療法の導入によりクライエントに対するセラピストの共感が可能になり、セラピーが急展開することが見られたが、以心伝心とも見られるそのような現象の背後に、セラピストと箱庭制作者の脳同士の相互作用があったかも知れない。本研究は、今後の箱庭臨床に新しい視点を提供したと思われる。

リンク情報
URL
http://kaken.nii.ac.jp/d/p/25380953.ja.html
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-25380953
ID情報
  • 課題番号 : 25380953
  • 体系的課題番号 : JP25380953

この研究課題の成果一覧

論文

  1

講演・口頭発表等

  4