共同研究・競争的資金等の研究課題

2013年4月 - 2016年3月

磁場を利用した光反応の促進に関する研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究  挑戦的萌芽研究

課題番号
25620150
体系的課題番号
JP25620150
配分額
(総額)
3,900,000円
(直接経費)
3,000,000円
(間接経費)
900,000円

一見磁石に応答しない物質や現象・反応も実際は変化している。磁場効果(MFE)は均一系反応で高い再現性や理論が知られるが、界面を伴う不均一系、特に光触媒反応では報告すら限定的である。
本研究ではZnO、TiO2粉末に磁場中で紫外光を照射し、色素溶液脱色反応を用いてMFE関与パラメタを検討した。そして誤差2%の高い再現性と、磁場強度、溶液濃度、溶存酸素濃度、ガス吸着等粉末表面状態の影響を確認した。これより、固-液界面では静電ポテンシャル勾配により有効磁気力が酸素に生じ、短範囲拡散・磁気対流を誘発してMFE を発現するという現象論的OANS(表面近傍酸素流動加速)モデルを提唱し、その妥当性を示した。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-25620150/25620150seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-25620150
ID情報
  • 課題番号 : 25620150
  • 体系的課題番号 : JP25620150