2013年4月 - 2016年3月
磁場を利用した光反応の促進に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
一見磁石に応答しない物質や現象・反応も実際は変化している。磁場効果(MFE)は均一系反応で高い再現性や理論が知られるが、界面を伴う不均一系、特に光触媒反応では報告すら限定的である。
本研究ではZnO、TiO2粉末に磁場中で紫外光を照射し、色素溶液脱色反応を用いてMFE関与パラメタを検討した。そして誤差2%の高い再現性と、磁場強度、溶液濃度、溶存酸素濃度、ガス吸着等粉末表面状態の影響を確認した。これより、固-液界面では静電ポテンシャル勾配により有効磁気力が酸素に生じ、短範囲拡散・磁気対流を誘発してMFE を発現するという現象論的OANS(表面近傍酸素流動加速)モデルを提唱し、その妥当性を示した。
本研究ではZnO、TiO2粉末に磁場中で紫外光を照射し、色素溶液脱色反応を用いてMFE関与パラメタを検討した。そして誤差2%の高い再現性と、磁場強度、溶液濃度、溶存酸素濃度、ガス吸着等粉末表面状態の影響を確認した。これより、固-液界面では静電ポテンシャル勾配により有効磁気力が酸素に生じ、短範囲拡散・磁気対流を誘発してMFE を発現するという現象論的OANS(表面近傍酸素流動加速)モデルを提唱し、その妥当性を示した。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 25620150
- 体系的課題番号 : JP25620150