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査読有り
2004年

化学発光免疫測定法によるメバチマグロ血中ビテロジェニン測定系の確立

水産増殖
  • 天野春菜
  • ,
  • 深田陽久
  • ,
  • 藤田敏明
  • ,
  • 小林直人
  • ,
  • 坂岡桂一郎
  • ,
  • 原彰彦

52
3
開始ページ
293
終了ページ
300
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.11233/aquaculturesci1953.52.293
出版者・発行元
水産増殖談話会

ハイドロキシルアパタイトおよびゲル濾過カラムを用いて、Vgの構成成分である卵黄蛋白Lvをメバチマグロ卵巣から精製した。精製Lvはゲル濾過において300kDa、SDS-PAGEでは105kDaであった。Lvを抗原とした特異抗体は、Western blottingでは雄血清とは反応せず、雌血清とのみ特異的に反応した。雌血清で観察されたバンドは210kDaであり、Vgであると考えられた。精製Lvをスタンダードとしアクリジニウム標識抗体を用いて、simultaneous CLIAによるメバチマグロVg測定系を確立した。測定範囲は0.97-1000 ng/mlであり、卵抽出液と雌血清の希釈系列は精製Lvスタンダードカーブと平行性を示した。アッセイ内およびアッセイ間変動係数は10%未満であった。さらに、本測定系はクロマグロ、キハダマグロおよびブリと免疫交叉性を示した。ハワイ沖で捕獲したメバチマグロ雌魚では7個体中3個体からVgが検出され、雄個体からVgは検出されなかった。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11233/aquaculturesci1953.52.293
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/10013653845
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00124667
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/7115847
URL
http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010701529 本文へのリンクあり
ID情報
  • DOI : 10.11233/aquaculturesci1953.52.293
  • ISSN : 0371-4217
  • ISSN : 2185-0194
  • CiNii Articles ID : 10013653845
  • CiNii Books ID : AN00124667

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