2019年8月 - 2021年3月
ジャガイモの機能性増強と安全性向上を両立する前処理条件の開発研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援 研究活動スタート支援
本研究は、ジャガイモのGABA増加と発がん性物質アクリルアミド(AA)低減を両立する前処理条件を解明することを目的とした。5種の品種・系統について、GABAは、在来種の‘赤じゃがた’や‘オランド’で多かった。また‘男爵’を低温スチーマーにより、好気および嫌気処理下で、温度(45~70℃)と時間(5~30分)を変化させ処理した結果、好気55℃・5分処理区でGABA増加傾向とAA原因物質の還元糖が減少傾向を示したので、本条件が前処理条件に適していると判断した。更に‘男爵’、‘赤じゃがた’および‘オランド’を前述条件で前処理後に、180℃・3分間揚げ処理をした結果、AAが低減する傾向が認められた。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K23282
- 体系的課題番号 : JP19K23282