
伊藤 隆浩
Takahiro Ito
更新日: 2015/04/23
基本情報
- 所属
- 東京音楽大学 音楽学部 専任講師
- 学位
-
学士(音楽)(東京藝術大学)
- J-GLOBAL ID
- 201401046522263760
- researchmap会員ID
- B000242959
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。イタリア政府給費留学生としてボローニャ大学でオペラの台本について学ぶかたわらボローニャ歌劇場(Teatro Comunale di Bologna)が運営するエミリア・ローマニャ州歌劇場合唱団養成コースでも学び同コースのディプロマを修得。
帰国後は舞台制作会社に勤務し、サイトウキネン・フェスティバル、ヘネシー・オペラシリーズ、ボローニャ歌劇場日本公演、メトロポリタン歌劇場日本公演、三枝成彰作曲オペラ「忠臣蔵」世界初演、愛知芸術文化センター自主製作公演「ドン・ジョヴァンニ」「さまよえるオランダ人」「トゥーランドット」、びわ湖ホール自主製作公演「群盗」などのプロダクションでオペラ制作部門での経験を積む。その一方で、愛知芸術文化センターでのヴェルディ作曲「ルイザ・ミラー」、びわ湖ホールでのヴェルディ作曲「ドン・カルロ(イタリア語による五幕版)」、NHK交響楽団特別演奏会のダッラ・ピッコッラ作曲「囚われ人」等日本初演作品の演出助手を務める。
2000年よりフリーの舞台コーディネーターとして、海外の歌劇場日本公演のサポートから国内オペラ公演の制作、演出、字幕製作等、舞台の表から裏側までを熟知した活動は個性的なものであり、新国立劇場2003-2004年シーズンでは劇場初のオペラ演出部門専属スタッフ(嘱託)として来日する演出家をサポートした。
2002年3月福山市での「ヘンゼルとグレーテル」でオペラ演出家としてデビュー。その後モーツァルト作曲「ドン・ジョヴァンニ」「フィガロの結婚」「コジ・ファン・トゥッテ」、「魔笛」、パイジェッロ作曲「美しい水車小屋の娘」(日本初演)、ドニゼッティ作曲「愛の妙薬」、ヴェルディ作曲「ナブッコ」「椿姫」、レオンカヴァッロ作曲「ラ・ボーエム」(オーケストラ版での日本初演)、レハール作曲「メリー・ウィドウ」、プッチーニ作曲「ジャンニ・スキッキ」等の演出を手がけ「音楽の視覚化手腕」は高く評価される。
2006年2月には急遽来日できなくなったI・リコウスキーに代わり、神奈川県立音楽堂で上演されたF.ビオンディ指揮 エウローパ・ガランテ演奏によるヴィヴァルディ作曲「バヤゼット」(日本初演)を演出し、バロックオペラ愛好家の間では「伝説の公演」とささやかれるほどの成功を収める。その後2006年以降もV.クレメンティ指揮でのチマローザ作曲「秘密の結婚(ナポリ異稿版)」(日本初演)、濱田芳通指揮、古楽器集団アントネッロの演奏で上演されたモンテヴェルディ作曲「オルフェオ」、カヴァッリ作曲「カリスト」(日本初演)、H.ニケ指揮のコンセール・スピイリチュエル演奏で上演されたパーセル作曲「アーサー王」など国内外のアーティストと共演している。なかでもパーセル作曲「アーサー王」の演出はクラッシック音楽分野からは否定的な評価であったが、英国文学研究の分野からは「猥雑で多面性を持つドラマの特性を見抜いた演出」と称賛される意見の分かれる演出となった。
東京音楽大学では、学部と大学院の「オペラ実習」での「演出担当」として授業に関わっている。外国語で書かれたテキストの内容と音楽との関係を多角的に考察し、学生自らが「表現者であり伝達者である役割」を認識し、それを果たすべくプロセスとその方法を見つけ出す訓練となる授業を心がけている。
近年は、市民オペラや札幌コンサートホールでの「Kitaraオペラプロジェクト」のような、地域で若い音楽家を育てようとする取り組みや、オペラの普及を目的としたオペラ講座やレクチャーコンサート等の「地域密着型の文化活動」にも企画・制作・進行役として積極的に参加している。
帰国後は舞台制作会社に勤務し、サイトウキネン・フェスティバル、ヘネシー・オペラシリーズ、ボローニャ歌劇場日本公演、メトロポリタン歌劇場日本公演、三枝成彰作曲オペラ「忠臣蔵」世界初演、愛知芸術文化センター自主製作公演「ドン・ジョヴァンニ」「さまよえるオランダ人」「トゥーランドット」、びわ湖ホール自主製作公演「群盗」などのプロダクションでオペラ制作部門での経験を積む。その一方で、愛知芸術文化センターでのヴェルディ作曲「ルイザ・ミラー」、びわ湖ホールでのヴェルディ作曲「ドン・カルロ(イタリア語による五幕版)」、NHK交響楽団特別演奏会のダッラ・ピッコッラ作曲「囚われ人」等日本初演作品の演出助手を務める。
2000年よりフリーの舞台コーディネーターとして、海外の歌劇場日本公演のサポートから国内オペラ公演の制作、演出、字幕製作等、舞台の表から裏側までを熟知した活動は個性的なものであり、新国立劇場2003-2004年シーズンでは劇場初のオペラ演出部門専属スタッフ(嘱託)として来日する演出家をサポートした。
2002年3月福山市での「ヘンゼルとグレーテル」でオペラ演出家としてデビュー。その後モーツァルト作曲「ドン・ジョヴァンニ」「フィガロの結婚」「コジ・ファン・トゥッテ」、「魔笛」、パイジェッロ作曲「美しい水車小屋の娘」(日本初演)、ドニゼッティ作曲「愛の妙薬」、ヴェルディ作曲「ナブッコ」「椿姫」、レオンカヴァッロ作曲「ラ・ボーエム」(オーケストラ版での日本初演)、レハール作曲「メリー・ウィドウ」、プッチーニ作曲「ジャンニ・スキッキ」等の演出を手がけ「音楽の視覚化手腕」は高く評価される。
2006年2月には急遽来日できなくなったI・リコウスキーに代わり、神奈川県立音楽堂で上演されたF.ビオンディ指揮 エウローパ・ガランテ演奏によるヴィヴァルディ作曲「バヤゼット」(日本初演)を演出し、バロックオペラ愛好家の間では「伝説の公演」とささやかれるほどの成功を収める。その後2006年以降もV.クレメンティ指揮でのチマローザ作曲「秘密の結婚(ナポリ異稿版)」(日本初演)、濱田芳通指揮、古楽器集団アントネッロの演奏で上演されたモンテヴェルディ作曲「オルフェオ」、カヴァッリ作曲「カリスト」(日本初演)、H.ニケ指揮のコンセール・スピイリチュエル演奏で上演されたパーセル作曲「アーサー王」など国内外のアーティストと共演している。なかでもパーセル作曲「アーサー王」の演出はクラッシック音楽分野からは否定的な評価であったが、英国文学研究の分野からは「猥雑で多面性を持つドラマの特性を見抜いた演出」と称賛される意見の分かれる演出となった。
東京音楽大学では、学部と大学院の「オペラ実習」での「演出担当」として授業に関わっている。外国語で書かれたテキストの内容と音楽との関係を多角的に考察し、学生自らが「表現者であり伝達者である役割」を認識し、それを果たすべくプロセスとその方法を見つけ出す訓練となる授業を心がけている。
近年は、市民オペラや札幌コンサートホールでの「Kitaraオペラプロジェクト」のような、地域で若い音楽家を育てようとする取り組みや、オペラの普及を目的としたオペラ講座やレクチャーコンサート等の「地域密着型の文化活動」にも企画・制作・進行役として積極的に参加している。