2019年12月21日
新生児殺に至った「家族」に関する実証的研究―加害者となった母親が妊娠を秘匿した背景要因の検討―
日本子ども虐待防止学会第25回学術集会ひょうご大会口頭発表
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発表資料
回数 : 21
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 口頭発表(一般)
- 主催者
- 日本子ども虐待防止学会
- 開催地
- 神戸国際会議場
新生児殺5事例の家族の問題解決の状況を検討した結果、①多就業型世帯、②リスク型世帯、③安定就業型世帯に分類された。防止に向けて、①では妊婦に身近な祖父母世代が重要な支え手になるよう支援すること、②では避妊をしない性交渉を回避することが嬰児殺の発生予防につながるだけでなく、感染症の予防になることを周知させ、性産業の領域に警鐘を鳴らすこと、③では未成熟な若年層が安心して妊娠・子育てができるよう支援体制を整えること等を提案した。