2012年10月20日
小児精神科診察室における物語の変容過程-患者側が語るドミナント・ストーリーのテーマと医師の働きかけの関連-
日本社会福祉学会第60回秋季大会
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 口頭発表(一般)
- 主催者
- 日本社会福祉学会
- 開催地
- 関西学院大学
発達障害をもつ子どもと家族が、診察室で語る物語に内包されたテーマを分析し、医療現場における相談援助について検討した。物語のテーマは、「発達障害に対する認識」と「自身への価値の付与に関するもの」の二種類の上位テーマに大別され、さらに前者は二種類、後者は三種類の下位テーマに分類された。前者は心理教育による医師の専門的アプローチが書き換えに有効であり、後者は患者の自発的な語りによって書き換えが進む状況が見出された。