2012年4月 - 2015年3月
腫瘍組織標本からの腫瘍抗原ペプチドの定量解析とがん免疫療法バイオマーカーへの応用
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
がんワクチン療法においては、がん細胞における腫瘍抗原ペプチドのHLA class I分子上の発現が必須の要素となる。そこで、質量解析技術を用いて腫瘍組織から腫瘍抗原Wilms’ Tumor-1 (WT1)の抗原性ペプチドの検出と定量を試みた。
WT1とHLA-A24を発現するヒト膵癌細胞株のzenograft腫瘍組織を作成した。腫瘍組織からHLA class I分子に結合した抗原性ペプチドを分離しLC/MS/MSで解析したところ、WT1の抗原性ペプチドのイオンピークが検出され定量も可能であった。また、Mass Imaging法によりWT1抗原性ペプチドの存在を示すスポットが検出された。
WT1とHLA-A24を発現するヒト膵癌細胞株のzenograft腫瘍組織を作成した。腫瘍組織からHLA class I分子に結合した抗原性ペプチドを分離しLC/MS/MSで解析したところ、WT1の抗原性ペプチドのイオンピークが検出され定量も可能であった。また、Mass Imaging法によりWT1抗原性ペプチドの存在を示すスポットが検出された。
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- 課題番号 : 24501334
- 体系的課題番号 : JP24501334