2009年 - 2010年
全天X線モニターと可視・赤外偏光観測によるマグネターの放射機構の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B)
全天X線観測監視装置「MAXI」が2009年7月に打ち上げられ、観測を開始した。本研究期間中、MAXIは新天体を4つ発見した。また、突発天体や変動天体の報告を世界中に配信した(ATEL:62件、GCN:17件)。そして、数個のマグネターに対して常時監視する体制が整った。また、全く予想外の出来事であったカニ星雲のGeVガンマ線フレアと同時期にX線観測を行ない、X線パルス成分に変化がないことを示した。GeVガンマ線フレアの原因がPulsar Wind Nebulaであるとする説を支持する結果である。
- ID情報
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- 課題番号 : 21740140
- 体系的番号 : JP21740140