MISC

2021年8月

黒鉛熱中性子設備を用いた$^{237}$Npの熱中性子捕獲断面積測定

KURNS Progress Report 2020
  • 中村 詔司
  • ,
  • 遠藤 駿典
  • ,
  • 木村 敦
  • ,
  • 芝原 雄司*

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94
記述言語
英語
掲載種別

マイナーアクチノイド核種の一つである$^{237}$Npの熱中性子捕獲断面積の精度向上のために照射実験を行った。京都大学研究用原子炉(KUR)の黒鉛照射設備を用いて、放射化法にて行った。950Bqの$^{237}$Np試料、及び中性子束モニタとして、Au/Al合金線, Co, Sc, Mo, Ta箔のセットを一緒に、黒鉛照射設備にて、30分照射した。中性子束モニタの反応率を、Westcott's Conventionに基づき解析して、照射場が良く熱化されていることを確認した。$^{237}$Np試料の量は、放射平衡の関係にある$^{233}$Paのガンマ線収量から求めた。$^{237}$Np(n,$\gamma$)の反応率は、試料量と生成された$^{238}$Npからのガンマ線の収量から求めた。$^{237}$Npの反応率を熱中性子束で割り込むことで、熱中性子捕獲断面積を導出する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5071201
ID情報
  • ISSN : 2434-947X

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