マススペクトロスコピーによる鉛204の中性子捕獲断面積測定
日本原子力学会2022年秋の大会
- ,
- ,
- ,
- ,
- 開催年月日
- 2022年9月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 日立
- 国・地域
- 日本
近年、鉛冷却高速炉や加速器駆動システムの研究が進められており、Pb同位体の中性子捕獲断面積の高精度化が求められている。$^{204}$Pbは、天然存在比は小さいが中性子捕獲反応により長寿命放射性核種$^{205}$Pb(1730万年)を作るため、その重要性は高いと考えられる。しかし、原子炉を用いた通常の放射化法では、生成する$^{205}$Pbからの放射線が弱いため測定するのが難しい。そこで、マススペクトロメトリーを適用した断面積測定を行った。本発表ではマススペクトロメトリーを適用した$^{204}$Pbの中性子捕獲断面積測定について実験の詳細と得られた結果を報告する。