基本情報

所属
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門 食品流通・安全研究領域 流通技術・新用途開発グループ グループ長補佐
学位
博士(農学)(東京大学)

J-GLOBAL ID
201601002440760771
researchmap会員ID
B000262297

米の食味や品質が、品種や栽培環境によってなぜ違うのかに興味を持って研究を行ってきた。とくに米の主要成分である澱粉の組成や分子構造、胚乳(白米になる器官)で澱粉合成を行う酵素の活性などを調べ、品種による違いに関して遺伝解析も行ってきた。これまでに分かったこととして、日本の品種のほとんどを占めるジャポニカ米と、世界で広く栽培されるインディカ米の間では、澱粉の成分であるアミロペクチンの分子構造が明確に異なり、ご飯やお餅の硬くなりやすさに関係していること、その原因が澱粉合成酵素IIa(starch synthase IIa, Alk)遺伝子の自然変異であることが挙げられる。今後も米の食味を制御する要因や遺伝子を明らかにして、品種改良に活用できるようにしたいと考えている。

研究キーワード

  6

論文

  47

MISC

  56

共同研究・競争的資金等の研究課題

  3