2019年4月 - 2023年3月
日本各地の山間域における、伝統的ニホンミツバチ養蜂の総合的研究と映像化
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
2021年度もコロナ禍により国内の調査は極めて制限されたが、1)紀伊山地:調査2回(真貝)、信州・中部地域:オンライン/電話による養蜂家インタビュー(甘)を行った。
現地調査や映像撮影が困難であったため、本年度は下記4点にも注力した。2)ニホンミツバチ伝統養蜂の歴史的文献・データ調査、3) 研究のアウトプット(学会発表、単行本書籍の担当章執筆)、 4)「ニホンミツバチ養蜂をめぐる研究会」主催、5)近隣アジア諸国のトウヨウミツバチの養蜂調査・情報収集:台湾のフィールド調査(スピーゲルバーグ)、中国における中華ミツバチ養蜂の文献調査(甘)。
特に4)の研究会では、各地域:九州(竹川)、紀伊半島(真貝)、信州(甘)、対馬(対馬市島おこし協働隊の方による)の事例やニホンミツバチ養蜂史などが報告された。養蜂技術の変化や地域差、さらに生態系サービスにおける養蜂のポテンシャルを視野にいれるため、1980年代から養蜂文化研究に携わった研究者や森林管理関係者にも参加を仰ぎ、意見交換を行った。また野生種のニホンミツバチの飼育・家畜化をめぐるヒトとの関係は、本科研課題におけるテーマの一つだが、当研究会において「野育(wild-keeping)の環境論-あえてドメスティケートしない自然観」も発表した(竹川)。
5)の台湾調査はインタビューや各地の養蜂技術の写真・ビデオ記録を含み、今後、ニホンミツバチの伝統養蜂をアジアの中で位置付ける比較資料として、貴重なものとなる。
本年度は映像撮影自体はできなかったが、「フィールドワーク教育におけるドキュメンタリー映画の活用-生業研究における映像記録の可能性と限界」についてまとめ、学会発表を行った(竹川)。また近年、在来種のニホンミツバチの養蜂は注目を集めており、紀伊半島の森と養蜂の歴史に関するテレビ番組(テレビ和歌山)への出演依頼もあった(真貝)。
現地調査や映像撮影が困難であったため、本年度は下記4点にも注力した。2)ニホンミツバチ伝統養蜂の歴史的文献・データ調査、3) 研究のアウトプット(学会発表、単行本書籍の担当章執筆)、 4)「ニホンミツバチ養蜂をめぐる研究会」主催、5)近隣アジア諸国のトウヨウミツバチの養蜂調査・情報収集:台湾のフィールド調査(スピーゲルバーグ)、中国における中華ミツバチ養蜂の文献調査(甘)。
特に4)の研究会では、各地域:九州(竹川)、紀伊半島(真貝)、信州(甘)、対馬(対馬市島おこし協働隊の方による)の事例やニホンミツバチ養蜂史などが報告された。養蜂技術の変化や地域差、さらに生態系サービスにおける養蜂のポテンシャルを視野にいれるため、1980年代から養蜂文化研究に携わった研究者や森林管理関係者にも参加を仰ぎ、意見交換を行った。また野生種のニホンミツバチの飼育・家畜化をめぐるヒトとの関係は、本科研課題におけるテーマの一つだが、当研究会において「野育(wild-keeping)の環境論-あえてドメスティケートしない自然観」も発表した(竹川)。
5)の台湾調査はインタビューや各地の養蜂技術の写真・ビデオ記録を含み、今後、ニホンミツバチの伝統養蜂をアジアの中で位置付ける比較資料として、貴重なものとなる。
本年度は映像撮影自体はできなかったが、「フィールドワーク教育におけるドキュメンタリー映画の活用-生業研究における映像記録の可能性と限界」についてまとめ、学会発表を行った(竹川)。また近年、在来種のニホンミツバチの養蜂は注目を集めており、紀伊半島の森と養蜂の歴史に関するテレビ番組(テレビ和歌山)への出演依頼もあった(真貝)。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K01215
- 体系的課題番号 : JP19K01215
この研究課題の成果一覧
絞り込み
論文
1-
畜産の研究 74(11) 921-929 2020年10月 筆頭著者
講演・口頭発表等
5-
ミツバチサミット2023 (シンポジウム3) 2023年11月19日 招待有り
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アジア太平洋圏食農倫理学会 (APSAFE) 第5回大会 2023年3月10日
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Scottish Beekeepers' Association Webinar 2022年1月15日 招待有り
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第26回「野生生物と社会」学会(岐阜大会) 2021年11月3日
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生き物文化誌学会 第18回学術大会 2021年6月26日