2015年4月 - 2020年3月
アカデミックライティングにおける適切なリソース活用のための教材開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究は、留学生がレポートや論文を作成する際に書籍やインターネット上の様々なサイト等のリソースを適切に使用して書けるようになるための教材の開発を目指している。
平成30年度は前年度までの研究結果に基づき、インターネットの使用方法に焦点をあてて幅広い学習者を対象にアンケート調査を実施した。アンケートは44問からなり、インターネットの使用方法、インターネットから得た情報のレポート・論文内での活用方法、インターネット使用・引用に関する学習経験、インターネット上の情報の引用に関する知識について尋ねた。同じ質問内容について日本語版・英語版・簡体字版・繁体字版を用意し、webを利用して調査を実施、約70名から回答を得た。
その結果、大多数がレポート・論文を書く際にインターネットを頻繁に利用しているが,検索結果の見方のスキルが不十分である傾向や,情報の正確さや信頼性に不安を感じつつ簡便なwebサイトを使用してしまう傾向が見られた。また,半数近くが日本語力の不足などから,情報の適切な引用に困難を感じていた。さらに,インターネット使用や引用の学習は日本や自国の大学で経験しているものの,半数近くが直接引用と間接引用の違いや,引用とコピペの違いを明確に理解せず,使い分けられていないことがわかった。
また、当該年度は調査と平行して、インターネットの適切な使用に必要となるスキルを順に追って身につけるweb教材の作成を試みた。
平成30年度は前年度までの研究結果に基づき、インターネットの使用方法に焦点をあてて幅広い学習者を対象にアンケート調査を実施した。アンケートは44問からなり、インターネットの使用方法、インターネットから得た情報のレポート・論文内での活用方法、インターネット使用・引用に関する学習経験、インターネット上の情報の引用に関する知識について尋ねた。同じ質問内容について日本語版・英語版・簡体字版・繁体字版を用意し、webを利用して調査を実施、約70名から回答を得た。
その結果、大多数がレポート・論文を書く際にインターネットを頻繁に利用しているが,検索結果の見方のスキルが不十分である傾向や,情報の正確さや信頼性に不安を感じつつ簡便なwebサイトを使用してしまう傾向が見られた。また,半数近くが日本語力の不足などから,情報の適切な引用に困難を感じていた。さらに,インターネット使用や引用の学習は日本や自国の大学で経験しているものの,半数近くが直接引用と間接引用の違いや,引用とコピペの違いを明確に理解せず,使い分けられていないことがわかった。
また、当該年度は調査と平行して、インターネットの適切な使用に必要となるスキルを順に追って身につけるweb教材の作成を試みた。
- ID情報
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- 課題番号 : 15K02646
- 体系的課題番号 : JP15K02646
この研究課題の成果一覧
絞り込み
講演・口頭発表等
2-
2019年度日本語教育学会春季大会 2019年5月26日
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2019年度日本語教育学会春季大会 2019年5月11日