講演・口頭発表等

2017年6月10日

日本における集団版CPT(Cognitive Processing Therapy)の取り組み

第16回日本トラウマティック・ストレス学会
  • 今野理恵子
  • ,
  • 正木智子
  • ,
  • 牧野みゆき
  • ,
  • 市丸佳世
  • ,
  • 小西聖子

開催年月日
2017年6月10日 - 2017年6月11日
記述言語
会議種別
口頭発表(一般)

認知処理療法(Cognitive Processing Therapy:CPT)は、Resick,P.A.らによって1992年レイプ被害者のPTSDの症状を治療するために開発された。CPTを日本に導入した堀越らのCPT臨床研究チームの中で、集団版CPTを実施した結果について報告した。2014年~2016年の3年間で、集団版CPTを4回行い全参加者は14名であった。少人数の結果ではあるが、参加した半数は寛解し、残りの人たちも症状の軽減が認められ、今後のトラウマ治療の中で、集団版CPTが一つの選択肢となる可能性が考えられた。