2014年4月 - 2017年3月
神経発達過程におけるストレス負荷後の情動障害の発症脆弱に関わる機序解明と治療戦略
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究では、幼児・学童期において問題視されている心理社会的ストレスを想定し、幼若期マウスに社会的敗北ストレスを負荷し、社会性行動について評価した。幼若期マウスは心理社会的ストレスに対して、成体期マウスに比べて脆弱であり、成体期まで持続する社会的行動障害を示した。社会的行動障害モデル動物としての評価系を確立できた。この動物の社会性行動障害には、グルココルチコイド受容体の活性化、モノアミン作動性神経系およびグルタミン酸作動性神経系の遺伝子発現変化に伴って、これら神経系の機能異常が関与していることが示唆された。
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- 課題番号 : 26460240
- 体系的課題番号 : JP26460240
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