2010年 - 2012年
精神疾患臨床応用を目指したプロテオミクス的手法による新規分子 Shati の機能解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
新規薬物依存関連因子Shatiの機能を明らかにするため、GSTプルダウン法による結合タンパク質の網羅的なスクリーニングを行った結果、Shatiはクラスリン依存性エンドサイトーシス過程に関連するAP-2複合体と結合することが明らかとなった。この結合を介し、Shatiはドパミン受容体の内在化を制御することにより、覚せい剤であるメタンフェタミンの依存形成に対し、抑制する機能を有することを明らかにした。また、Shatiは微小管とも結合し、その構造の安定に寄与することで、神経軸索の進展に関与していることも明らかとなった。
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- 課題番号 : 22659213
- 体系的課題番号 : JP22659213