2008年 - 2010年
統合失調症関連分子の機能に及ぼす環境因子の影響
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
脳の発達段階にRNAi法を用いて統合失調症関連遺伝子(DISC1)の発現を抑制し、成熟期のマウスの行動、脳機能や形態にどのような影響を及ぼすか検討し、ヒトの統合失調症病態に類似した症状を示すか調べた。その結果、前頭皮質におけるドパミン神経の機能低下および認知機能障害が観察され、行動障害は統合失調症治療薬で有意に改善された。このことから、このマウスは統合失調症様の症状を示している可能性が示唆された。
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- 課題番号 : 20390073
- 体系的課題番号 : JP20390073