2019年4月 - 2021年3月
がん再発不安に対するオメガ3系脂肪酸・プロバイオティクスの有効性の検討
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
本研究は、がん罹患後の生活の中で最大のアンメットニーズであるがん再発不安に対して、魚介類や特定の植物に多く含まれるオメガ3系脂肪酸と、乳酸菌やビフィズス菌などの腸内環境を良好に保つ細菌の経口摂取(プロバイオティクス)が、有効かどうかを明らかにするためのものである。
<BR>
研究初年度である2019年度は、研究の準備に時間を費やした。まず、がん再発不安と、オメガ3系脂肪酸、腸内環境の関連を解析し、論文化した。化学療法後には、腸内環境が著しく悪化することが知られているが、研究代表者はその変化が、がん再発不安と関連していることを示し、論文として報告した(Okubo et al. BBI 2020)。また、介入研究に協力してくれる施設を選定し、研究者との協力体制を構築した。次に、協議を重ねて、実現可能性が高い研究計画を策定し、企業との契約関係や各研究者の役割など研究体制を構築し、特定臨床研究として研究体制を構築した。
<BR>
2020年2月に国立精神神経医療研究センターの認定臨床研究審査委員会で実施の承認を得て、jRCTへの登録を完了した。2020年度頭からリクルートを開始する予定であったが、新型コロナウイルス流行によりリクルートの延期を余儀なくされている。現在は準備を進めるとともにプロトコル論文を作成している。今年度中にはリクルートを開始し、予定症例数を集積する予定である。
<BR>
研究初年度である2019年度は、研究の準備に時間を費やした。まず、がん再発不安と、オメガ3系脂肪酸、腸内環境の関連を解析し、論文化した。化学療法後には、腸内環境が著しく悪化することが知られているが、研究代表者はその変化が、がん再発不安と関連していることを示し、論文として報告した(Okubo et al. BBI 2020)。また、介入研究に協力してくれる施設を選定し、研究者との協力体制を構築した。次に、協議を重ねて、実現可能性が高い研究計画を策定し、企業との契約関係や各研究者の役割など研究体制を構築し、特定臨床研究として研究体制を構築した。
<BR>
2020年2月に国立精神神経医療研究センターの認定臨床研究審査委員会で実施の承認を得て、jRCTへの登録を完了した。2020年度頭からリクルートを開始する予定であったが、新型コロナウイルス流行によりリクルートの延期を余儀なくされている。現在は準備を進めるとともにプロトコル論文を作成している。今年度中にはリクルートを開始し、予定症例数を集積する予定である。
- ID情報
-
- 課題番号 : 19K20171
- 体系的課題番号 : JP19K20171
この研究課題の成果一覧
絞り込み
論文
2-
Methods and protocols 4(3) 46-46 2021年7月6日 査読有り責任著者
-
Brain, behavior, and immunity 85 186-191 2020年3月 査読有り
MISC
2-
認知療法研究 = Japanese journal of cognitive therapy 14(1) 33-35 2021年2月 査読有り招待有り筆頭著者
-
行動医学研究 25(2) 127-134 2021年 査読有り招待有り筆頭著者責任著者
書籍等出版物
1-
Academic Press 2021年4月
講演・口頭発表等
4-
第20回 日本認知療法・認知行動療法学会 教育講演7 健康管理と行動変容 2020年11月21日 招待有り
-
第26回 日本行動医学会学術総会 シンポジウム1 「食・栄養から考えるメンタルヘルス」 2019年12月6日 招待有り
-
6th Congress of Asian College of Neuropsychopharmacology Sympsium-17 “ Clinical research of gut-microbiota-brain axis” 2019年10月 招待有り
-
第19回 日本認知療法・認知行動療法学会 大会企画シンポジウム3 健康行動に資する認知行動療法 2019年8月31日 招待有り