2017年4月 - 2021年3月
プラズマ推進機における基底準位のイオン生成・加速機構の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(A) 若手研究(A)
宇宙科学研究所が主力技術として研究開発を進めるマイクロ波放電式イオンエンジンを題材に研究を行っている。本装置は、電極は用いずマイクロ波にてプラズマを生成するため、宇宙機器として必須の長寿命・高信頼を内在している一方で、ラングミュアプローブを用いた内部診断が行えず、性能改善が見通しよく進めることができないでいた。そこで申請者は光ファイバやレーザを駆使した計測に取り組んできた。本研究では、レーザを用いてエンジン作動状況にて内部のプラズマを計測をおこなう。マイクロ波放電式イオンエンジンの推進性能は中性粒子密度分布と密接に関係することがこれまでの研究成果でわかっている。本研究では、2光子レーザ誘起蛍光法を用いて基底状態の中性粒子密度を計測する。2019年度は励起状態の中性粒子密度が無視できるほど小さく、基底状態の中性粒子密度が全中性粒子密度と一致することを特定した。さらにイオンエンジン内部ではプラズマ発光に起因するノイズに対し、中性粒子の蛍光強度が弱く、定量的な考察を行うにたるSN比が実現できなかったが、測定系を1つ1つ最適化し微調整することで2019年度に初めて内部を定量的に計測できるようになった。
- ID情報
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- 課題番号 : 17H04973
- 体系的番号 : JP17H04973
この研究課題の成果一覧
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論文
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Journal of Electric Propulsion 1(1) 2022年12月 査読有り招待有り
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Journal of Applied Physics 131(1) 013301-013301 2022年1月7日 査読有り招待有り