2020年9月8日
大学生のラーニングアウトカムに関連する要因の検討(1)―大学2年次前期の結果から―
日本心理学会大会発表論文集
- ,
- 巻
- 84
- 号
- 開始ページ
- PP-091
- 終了ページ
- PP-091
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.4992/pacjpa.84.0_pp-091
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 日本心理学会
本研究では,大学での学び方,大学生活の過ごし方に着目し,ラーニングアウトカムに関連する要因を検討すること,また縦断研究を行い,学年や時期における関連要因の違いについて検討することを目的とした。本発表では,2年次前期のデータについて報告する。
調査協力者は近畿圏内の大学2年生であり,前期・後期末の両調査に参加した51名を分析対象とした。調査内容は,1)大学生活における重視活動,2)授業経験,3)授業への取り組み,4)友達との学習行動,5)ラーニングアウトカムであった。
各変数とラーニングアウトカムとの関連を検討するため重回帰分析を行った結果,2年次前期では,ディスカッションや発展的学習への積極的な取り組みが問題解決力の獲得と正の関連を示し,社会的活動・卒論・就活の重視,授業外学習への積極的取り組みは自律性の獲得と正の関連がみられた。1年次前期では友人との学習行動が,1年次後期では初年次教育の履修や授業への誠実な取り組みが様々なラーニングアウトカムと正の関連を示した(尾崎・松島,2020)が,2年次前期では,授業のみでなく社会的活動への取り組みもラーニングアウトカムに関連することが示唆された。
調査協力者は近畿圏内の大学2年生であり,前期・後期末の両調査に参加した51名を分析対象とした。調査内容は,1)大学生活における重視活動,2)授業経験,3)授業への取り組み,4)友達との学習行動,5)ラーニングアウトカムであった。
各変数とラーニングアウトカムとの関連を検討するため重回帰分析を行った結果,2年次前期では,ディスカッションや発展的学習への積極的な取り組みが問題解決力の獲得と正の関連を示し,社会的活動・卒論・就活の重視,授業外学習への積極的取り組みは自律性の獲得と正の関連がみられた。1年次前期では友人との学習行動が,1年次後期では初年次教育の履修や授業への誠実な取り組みが様々なラーニングアウトカムと正の関連を示した(尾崎・松島,2020)が,2年次前期では,授業のみでなく社会的活動への取り組みもラーニングアウトカムに関連することが示唆された。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.4992/pacjpa.84.0_pp-091
- ISSN : 2186-0076
- eISSN : 2433-7609
- CiNii Articles ID : 130008127269
- CiNii Books ID : AA1142805X
- CiNii Research ID : 1390290316514218752