2014年4月 - 2018年3月
内耳の選択的物質輸送機構に対する性ホルモンの影響
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
1)卵巣摘出術群では4週後および8週後ともに、コントロール群に比較して有意なABR閾値上昇が認められた。2) 透過電顕による観察では、卵巣摘出群の血管条毛細血管基底膜の3層構造は認められなかった。血管条毛細血管基底膜のCationic polyethyleneimine(PEI)の数はコントロール群および卵巣摘出群(術後4週、8週)ともに少なく、両者に有意な差は認められなかった。一方、ラセン靭帯の毛細血管基底膜ではともにPEIの整列が確認された。3)コントロール群と卵巣摘出群の間で蝸牛におけるER alphaとER betaの発現に明らかな差はみられなかった。
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- 課題番号 : 26462570
- 体系的課題番号 : JP26462570