2009年
高速振動平板におけるポリマーメルトの流れ:マルチスケールモデリングの応用
理論応用力学講演会 講演論文集
- ,
- 巻
- 58
- 号
- 0
- 開始ページ
- 264
- 終了ページ
- 264
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11345/japannctam.58.0.264.0
- 出版者・発行元
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」
高速振動平板における過冷却ポリマーメルトの振舞いを分子動力学とCFDのハイブリット法によってシミュレーションした。ポリマーメルトの流れ場はニュートン流体のそれとは全く異なる。例えば、シアシニングのために振動平板上に生じる粘性境界層はニュートン流体のそれに比べてかなり薄くなる。また、振動平板上には、局所デボラ数に従って、三つの異なるレオロジー領域(即ち、粘性流体領域、粘弾性液体領域、粘弾性固体領域)が生じる。w tR << 1である領域に対してはメルトは粘性流体のように振舞い、液体的な領域と固体的な領域のクロスオーバーはw ta = 1となる場所で起こる。ここで、w は平板の角振動数、tRは局所Rouse緩和時間、taは局所アルファ緩和時間である。
- リンク情報
- ID情報
-
- DOI : 10.11345/japannctam.58.0.264.0
- CiNii Articles ID : 130004604354