共同研究・競争的資金等の研究課題

2020年4月 - 2022年3月

単振動イオン高周波共鳴による多価イオン出力機構の実証機開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究  若手研究

課題番号
20K20112
体系的課題番号
JP20K20112
配分額
(総額)
4,160,000円
(直接経費)
3,200,000円
(間接経費)
960,000円

稀少な不安定核(RI)を使用した物理実験は宇宙の元素合成の解明などの大きな学術的トピックに繋がる実験だが、その生成量の少なさから可能な実験に制限がかかっている。それらの実験では、生成したRIを実験に必要なエネルギーまで効率良く加速するためには、1価のイオンを多価イオンに変換するチャージブリーダー(CB)が必要だが、従来の装置ではその価数変換効率は20%程度である。本研究では、生成したRIを無駄なく使用し新たな実験領域を切り開くため、原理的に100%の価数変換効率が得られる共鳴取り出し型CBの原理実証機を開発した。テスト実験の結果、提唱する共鳴取り出しの原理を実験的に証明することに成功した。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20K20112
ID情報
  • 課題番号 : 20K20112
  • 体系的課題番号 : JP20K20112