2019年10月 - 2024年3月
デジタルメディア時代の文化と生活様式の比較文化研究と社会学
日本学術振興会 科学研究費助成事業 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化B)
本研究の目的は、米国と日本をフィールドとし、近年のデジタルメディアの変容が文化芸術や生活様式(ライフスタイル)にど のような影響を与えているのか、そしてこれから与えるのかを明らかにすることだった。特に以下の三点を明らかにすることを目的としている。 (1)伝統的な文化産業(テレビ、ラジオ、広告、音楽等々)が近年のクリエイティヴ産業(デジタルメディア、インターネッ ト、ソーシャルメディア、知的所有物等々)へと推移することによって、人々と生産と消費の様式、資本主義の形式、はどのように変化したのか (2)身体と空間を中心とする規律=訓練社会から情報やデジタルネットワークを中心とする制御=管理社会への移行において 、個人を取り巻く権力の編成はどのように変化したのか (3)人工知能(AI)に代表されるような創発的なデジタルテクノロジーは、人間と機械の関係や人工物や自然のエコロジー をどのように変えつつあるのか。今年度は、基本的には文献調査を中心としながら、これまでの各研究者のこれまでの研究蓄積を確認するものとなった。その一部はすでに出版物として刊行されている。
本科研のそもそもの趣旨に照らし合わせると、アメリカ、ボストンのMITに一定期間滞在し、共同研究を行うことが重要な要素だった。しかし、その点についてはこの一年間新型コロナウイルス感染拡大のために、大学キャンパスが閉鎖され、移動もままならなかったので残念ながら十分な実績を上げることはできなかった。その代わりに、今日共同研究者であるMITイアン・コンドリー教授を中心にMITと日本側で2ヶ月に1度、合計6回のオンライン研究会を開きつつ、オンラインベースでの研究を行った。また、主としてこれまでに明らかになっていることを今一度整理しつつ、今後2年間の研究の方向性を策定した。
本科研のそもそもの趣旨に照らし合わせると、アメリカ、ボストンのMITに一定期間滞在し、共同研究を行うことが重要な要素だった。しかし、その点についてはこの一年間新型コロナウイルス感染拡大のために、大学キャンパスが閉鎖され、移動もままならなかったので残念ながら十分な実績を上げることはできなかった。その代わりに、今日共同研究者であるMITイアン・コンドリー教授を中心にMITと日本側で2ヶ月に1度、合計6回のオンライン研究会を開きつつ、オンラインベースでの研究を行った。また、主としてこれまでに明らかになっていることを今一度整理しつつ、今後2年間の研究の方向性を策定した。
- ID情報
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- 課題番号 : 19KK0045
- 体系的課題番号 : JP19KK0045
この研究課題の成果一覧
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論文
2-
『メディウム』 (2) 42-66 2021年11月 査読有り
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大東文化大学社会学研究所紀要 (2) 33-46 2021年3月31日
MISC
1-
映像学 (106) 8-17 2021年7月25日 招待有り筆頭著者
社会貢献活動
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