2014年4月
JSFRのIVR達成に向けたCDAシナリオの構築
Journal of Nuclear Science and Technology
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- 巻
- 51
- 号
- 4
- 開始ページ
- 493
- 終了ページ
- 513
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.1080/00223131.2013.877405
ナトリウム冷却高速炉の最も有望な概念として、原子力機構は先進的ループ型高速炉(JSFR)を選定した。JSFRの設計基準外事象に対する安全設計要求は、過酷事故の防止、及び事故影響の緩和である。特に、事故影響の緩和に関しては、仮想的な炉心損傷事故(CDA)を炉容器内に格納すること(IVR)が求められている。これらの安全設計要求の充足性を検討するためにCDAシナリオを構築し、その中で出力逸走の排除と損傷炉心物質の炉容器内冷却の成立性を評価してIVRが達成されることを示さなければならない。本研究では、IVR失敗に至る要因を現象論的なダイアグラムを用いて摘出し、それらに対する各種設計方策の有効性を試験データと計算シミュレーションに基づいて評価した。これは、CDAシナリオを構築する上で前例のないアプローチであり、IVRの失敗要因と設計方策の有効性を客観的に評価する上で非常に有効な手法である。本研究から、原子炉容器の機械的/熱的な破損は適切な設計方策によって回避され、IVR達成に向けた明確な見通しを得ることができた。
- リンク情報
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- DOI
- https://doi.org/10.1080/00223131.2013.877405
- URL
- https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5042736
- Scopus
- https://www.scopus.com/inward/record.uri?partnerID=HzOxMe3b&scp=84894037902&origin=inward
- Scopus Citedby
- https://www.scopus.com/inward/citedby.uri?partnerID=HzOxMe3b&scp=84894037902&origin=inward
- ID情報
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- DOI : 10.1080/00223131.2013.877405
- ISSN : 0022-3131
- SCOPUS ID : 84894037902