神崎 亮平

1986年筑波大学大学院生物科学研究科博士課程修了．理学博士．1987年アリゾナ大学神経生物学研究所博士研究員．1991年筑波大学生物科学系助手，講師，助教授．2003年同教授．2004年東京大学大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻教授．2006年同先端科学技術研究センター生命知能システム分野教授．2013年4月より副所長．2016年4月より所長．2003年よりアリゾナ大学Dep. of Neurosci. Adjunct Professor．ミラノ-ビコッカ大学名誉学位(2017). モデル生物であるカイコガの感覚・脳・行動に関する神経行動学研究，スーパーコンピュータ「京」や「富岳」に昆虫の脳を再現して理解する研究，昆虫の嗅覚を再現した匂いセンサの研究など、生物の知能を活用した自然にやさしい新しいモノづくり研究に従事．日本比較生理生化学会（2011－2015年に会長），国際神経行動学会等会員、JSTジュニアドクター育成塾推進委員会委員長(2017-)．日本比較生理生化学会・学会賞(2008)，日本神経回路学会最優秀研究賞(2012)，JSPS ひらめき☆ときめきサイエンス推進賞(2013)，第2回HPCI（京）利用研究課題優秀成果賞 (2015)，橋本市文化賞(2015)，和歌山県文化賞(2020年），東京大学工学部2015年度Best Teaching Award(2016)など多数受賞．著書「サイボーグ昆虫，フェロモンを追う」（岩波書店，岩波科学ライブラリー，2014）、「ブレイクスルーへの思考」（東京大学出版会,2016）、「昆虫の脳をつくる」（朝倉書店，2018）など多数．