2009年 - 2011年
大血管ナビゲーションを駆使した術者のイメージング能力向上に寄与する革新的治療戦略
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(C)) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 21591804
- 体系的課題番号
- JP21591804
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
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- (総額)
- 4,550,000円
- (直接経費)
- 3,500,000円
- (間接経費)
- 1,050,000円
- 資金種別
- 競争的資金
大血管ナビゲーションは温存する肋間動脈の位置,走行を確認し,安心な手術を行うための支援システムである.これまでの研究成果により,体内の解剖学的特徴点を用いたレジストレーションを利用することで,目標血管同定のための十分な精度を実現し,体内の目視で確認できない部位の立体的構造を理解するのに役立つシステムとなった.しかし,現在のレジストレーション法では症例によって設定が異なり,精度も一定とはいえない.本研究は大血管ナビゲーションを難しいスキルを要さず,誰でも一定以内のレジストレーション誤差を維持できるシステムへの改良を行うことを目的とする.特に,本年度は問題点の洗い出し,ナビが実現するべき目的およびナビゲーションの仕様の再検証を行い,改善策を提案した.本ナビゲーションはオリエンテーションをつけるのが苦手な医師への普及を目指している.現在のレジストレーションの問題点は,体内の狭い範囲で組織の裏側などの特徴点を指し示しているため,レジストレーション点計測の正確性は術者にしかわからない.そこで,開胸前のナビゲーションで肋骨や椎骨の位置関係を把握し,目標とする肋間動脈の大まかな位置を予測する方法を導入した.このナビゲーションでは体表上から骨の凹凸部など特徴のある部位を用いるレジストレーションを行う.体表面から手探りで特徴点(左右頚切痕,胸骨角,左右前腸骨棘,恥骨稜など)を探索し,ポインタで...
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 21591804
- 体系的課題番号 : JP21591804