木下 竜馬
キノシタ リョウマ (Ryoma KINOSHITA)
更新日: 01/03
基本情報
- 所属
- 東京大学 史料編纂所 古文書・古記録部門
- 学位
-
修士(文学)(東京大学)
- 研究者番号
- 80846585
- J-GLOBAL ID
- 201701001084794004
- researchmap会員ID
- B000283853
※国立国会図書館を退職し、2019年4月から東大史料編纂所に就職いたしました。旧職への郵便物は以後こちらにお願いいたします。また、それにともない、名前の表記を本名の「竜馬」に統一しました。
①中世史
「中世に国家はあったか」という問いが投げかけられるほど、中世日本の現実をみるとき、現代の国家や法、公権力についての常識は、揺らがざるをえません。特に、「鎌倉幕府は国家なのか?」というかたちで数々の中世国家論の主戦場となった鎌倉時代をフィールドにして、国家や法、公権力のミニマムな要件について考えています。目下、申入の観点からの幕府裁判の見直しや、御成敗式目などの幕府法の諸本研究をテーマとしています。
②史学史
上記の課題を達成するためには、中世の事実の解明と同じ程度に、先行研究や自分自身が、知ってか知らずか近代的な諸概念を理解の尺度にしてしまっていることの吟味が必要です。そのため、先行する歴史学者や歴史学自体を、その生きた時代の文脈を踏まえながら理解すべきと考えるうちに、歴史学の歴史(史学史)に大きな関心をもつようになりました。
③書物・書誌・図書館
図書館で勤務した経験から、書誌、目録、分類などの知の組織化の歴史や、書物の伝来に関心を持っています。日本中世史学では古文書学にくらべて書誌学・文献学はやや低調であり、あらたな史料論に結びつかないか、模索中です。
①中世史
「中世に国家はあったか」という問いが投げかけられるほど、中世日本の現実をみるとき、現代の国家や法、公権力についての常識は、揺らがざるをえません。特に、「鎌倉幕府は国家なのか?」というかたちで数々の中世国家論の主戦場となった鎌倉時代をフィールドにして、国家や法、公権力のミニマムな要件について考えています。目下、申入の観点からの幕府裁判の見直しや、御成敗式目などの幕府法の諸本研究をテーマとしています。
②史学史
上記の課題を達成するためには、中世の事実の解明と同じ程度に、先行研究や自分自身が、知ってか知らずか近代的な諸概念を理解の尺度にしてしまっていることの吟味が必要です。そのため、先行する歴史学者や歴史学自体を、その生きた時代の文脈を踏まえながら理解すべきと考えるうちに、歴史学の歴史(史学史)に大きな関心をもつようになりました。
③書物・書誌・図書館
図書館で勤務した経験から、書誌、目録、分類などの知の組織化の歴史や、書物の伝来に関心を持っています。日本中世史学では古文書学にくらべて書誌学・文献学はやや低調であり、あらたな史料論に結びつかないか、模索中です。
経歴
2-
2019年4月 - 現在
-
2013年4月 - 2019年3月
学歴
2-
2011年4月 - 2013年3月
-
2009年4月 - 2011年3月
委員歴
1-
2011年6月 - 現在
論文
6-
有富純也・佐藤雄基編『摂関・院政期研究を読みなおす』思文閣出版 132-156 2023年11月
-
秋山哲雄・田中大喜・野口華世編『増補改訂新版 日本中世史入門―論文を書こう―』勉誠出版 202-221 2021年3月 招待有り責任著者
-
古文書研究 = The Japanese journal of diplomatics (88) 63-79 2019年12月 査読有り
-
史学雑誌 128(1) 1-35 2019年1月 査読有り
-
日本歴史 (832) 17-32 2017年9月 査読有り
-
鎌倉遺文研究 (33) 44-71 2014年4月 査読有り
MISC
25-
鎌倉遺文研究 (52) 63-78 2023年10月
-
鎌倉遺文研究 (51) 77-91 2023年4月 査読有り
-
歴史評論 (870) 60-64 2022年10月 招待有り
-
鎌倉遺文研究 (49) 46-87 2022年4月 査読有り
-
『NHK大河ドラマ 歴史ハンドブック 鎌倉殿の13人〈北条義時とその時代〉』NHK出版 2022年1月 招待有り
-
鴨東通信 (113) 2021年10月 招待有り
-
史学雑誌 129(11) 81-82 2020年11月 招待有り
-
『歴史REAL 承久の乱』洋泉社MOOK 2019年6月
-
日本歴史 (848) 64-68 2019年1月 招待有り
-
史学雑誌 127(3) 87-88 2018年3月 招待有り
-
国立国会図書館月報 (679) 12-14 2017年11月
-
国立国会図書館月報 (677) 24-27 2017年9月
-
国立国会図書館月報 (675) 20-22 2017年7月
-
国立国会図書館月報 (674) 10-12 2017年6月
-
国立国会図書館月報 (674) 16-17 2017年6月
-
国立国会図書館月報 (673) 4-6 2017年5月
-
国立国会図書館月報 (669) 4-5 2017年1月
-
史学雑誌 125(5) 2016年5月 招待有り
-
国立国会図書館月報 (657) 14-16 2016年1月
-
国立国会図書館月報 (656) 18-21 2015年12月
書籍等出版物
5-
東京大学出版会 2023年5月
-
光文社 2022年3月16日 (ISBN: 4334045944)
-
戎光祥出版 2021年6月 (ISBN: 9784864033879)
-
京都府京都文化博物館、読売新聞社 2021年4月
-
日本史史料研究会 2017年6月 (ISBN: 4866028033)
講演・口頭発表等
5-
埼玉県立嵐山史跡の博物館企画展記念講演会「武蔵武士の中世~鎌倉から室町へ~」 2022年10月23日 招待有り
-
Antitled友の会第1回研究大会 2022年9月9日
-
令和元年度 国史学会 大会 第2部会(中世史) 2019年6月16日 招待有り
-
日本史研究会中世史部会 例会 2019年2月19日
-
第111回史学会大会報告 日本史部会中世史部会 2013年11月10日
共同研究・競争的資金等の研究課題
1-
日本学術振興会 科学研究費補助金(研究活動スタート支援) 2019年8月 - 2021年3月
社会貢献活動
1