基本情報

所属
福岡大学 人文学部東アジア地域言語学科 准教授
学位
碩士(修士、文化学)(成均館大学大学院(韓国))
修士(学術)(東京大学大学院)
博士(学術)(東京大学大学院)

研究者番号
90758202
J-GLOBAL ID
201701002130869770
researchmap会員ID
B000284255

私はこれまで朝鮮知識人尹致昊(ユン・チホ、1865~1945)の思想とその変化に注目し、近代への転換期における朝鮮知識人の思想と朝鮮社会の変化のダイナミズムについて研究してきました。時期的には朝鮮が開国した19世紀後半から日韓併合前後の時期を主な対象とし、朝鮮と日本の知識人(例:福沢諭吉[1835~1901]、崔南善[チェ・ナムソン、1890~1957]など)との比較研究も行い、尹致昊の思想と実践に関する総合的理解を試みました。拙著『朝鮮の近代と尹致昊:東アジアの知識人エトスの変容と啓蒙のエクリチュール』(2018年)はこうした研究の成果をまとめたものです。

こうした研究成果を踏まえ、時期を植民地期に拡大し、研究対象を尹以外の朝鮮知識人(とくに民族改良論・実力養成論・自治論の観点に立って活動した崔麟[1878~1958]、崔南善、李光洙[1892~1950])にも広げ、「帝国/植民地」の学知の交流と日韓/日朝知識人の植民地統治に対する認識に関する研究を行っています。

今後、社会主義思想・〈朝鮮的なもの〉をキーワードとし、社会主義者と民族主義者という両側面が共存する朝鮮知識人に焦点をあて、日本による植民地統治と〈朝鮮的なもの〉に対する社会主義系列の朝鮮知識人の理解と態度を研究する予定である。独立運動家であり中道左派の思想をもつ呂運亨(1886~1947)と、京城帝国大出身で社会主義思想をもつ朝鮮学研究者の金台俊(1905~49)を研究対象とする。植民地統治と〈朝鮮的なもの〉に対する社会主義者としての呂運亨の認識、また金台俊を中心に植民地期朝鮮のアカデミズムへの認識と社会主義者への変化を検討し、植民地朝鮮における社会主義思想とナショナリズムの問題を考える。


受賞

  2

論文

  16

MISC

  8

書籍等出版物

  5

講演・口頭発表等

  36

共同研究・競争的資金等の研究課題

  3

社会貢献活動

  10