共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年8月 - 2018年3月

ラン藻、葉緑体のゲノムDNA複製機構とその進化的意義の解明

日本学術振興会  科学研究費助成事業 研究活動スタート支援  研究活動スタート支援

課題番号
16H07418
体系的課題番号
JP16H07418
配分額
(総額)
2,990,000円
(直接経費)
2,300,000円
(間接経費)
690,000円

葉緑体はシアノバクテリアが細胞内共生し誕生したため、葉緑体はシアノバクテリア由来の独自のゲノムを保持している。さらにシアノバクテリア、葉緑体ともに1細胞(1葉緑体)内に複数コピーのゲノムを保持している。しかし、細胞の成長に伴いどのように複数コピーゲノムを保持しているのかという詳細な機構は不明であった。本研究の結果、複製されるゲノムは複数コピーのうち1つのみであり、その制御はDnaAというイニシエーター因子の活性によって制御されていることが明らかとなった。さらに、DnaAの量、活性を厳密に制御することにより、成長の速度に伴い複製されるゲノムコピー数も厳密に制御されていることも明らかとなった。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-16H07418/16H07418seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16H07418
ID情報
  • 課題番号 : 16H07418
  • 体系的課題番号 : JP16H07418