伊藤 滋啓

山形県鶴岡市にある鶴岡高専の教員で創造工学科化学・生物コースの准教授を務める。
専門科目は無機化学、固体化学、結晶化学。

研究分野は無機材料化学を用いた燃料電池を中心に次世代エネルギデバイス関連研究を行っている。
経歴の詳細は以下の通り

１．神奈川大学大学院時代、旧科学技術庁無機材質研究所の研究員からセラミックス関係の民間会社勤務をへて、

　　神奈川大の教授に異動された山村博教授に、修士課程、博士課程と社会で利用されるべき材料の研究の指導　　　

　 （薫陶）をうけた。

２．学位取得後は国立高専機構鶴岡高専の助教として、教育研究に従事。　

３．高専での教育研究を行うなか、在学中から研究面で交流があり、山村博教授が、無機材研から民間会社へ異動

       したおり、その部下として材料研究を行い、のちに物質材料研究機構（旧無機材研）に異動になった森博士と　　　

　　の協同研究を開始。２年間の物質材料研究機構での長期派遣研究教員として森博士のグループでの国内在外研

　　究を行うなか、研究力を磨く。

４．そののち、鶴岡高専の准教授に昇任。将来の日本を背負い、世界で活躍できる若手技術者の育成を目的に

       本科生（大学学部2年生に相当）ならびに専攻科科生（大学学部3-4年生に相当）の研究指導を行っている。

この間、研究面では、NIMS 短期RA賞受賞（2012年）ならびに日本MRS奨励賞を4回受賞（2012年、2017年、2018年及び2020年）など高い研究力を示す一方、教育面では、指導した本科生３名が最優秀卒論発表表彰（2018年度、2021年度並びに2022年度平川賞）の表彰をうけるなど、教育者としての指導力にも定評がある。