2011年 - 2013年
知的障害のある「若者」の離家と家族形成に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
(1)従来の障害者の自立論はライフコース視点が欠如しているため、知的障害者が青年期・成人期という世代にふさわしい生活を送るという選択肢を排除することにつながっていた。(2)当事者と親・支援者の自立観には差異があり、とりわけセクシュアリティと結婚に関して顕著であった。(3)しかし、支援者は、知的障害者の最も身近な他者として、当事者を「大人になりゆく存在」とみなしたうえで、当事者の欲求をくみ取り、代弁する役割を担うべきである。今後、新たなライフコースの可能性を切り開くためには、知的障害者の私的な人間関係の充実、さらに社会的なネットワークを構築することが重要である。
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- 課題番号 : 23730531
- 体系的課題番号 : JP23730531
この研究課題の成果一覧
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書籍等出版物
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建帛社 2019年11月15日 (ISBN: 4767951178)
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大月書店 2015年3月27日 (ISBN: 427236085X)